それは、突然やってきました。
鋭い刃物で切りつけられたかのような痛みでした。蜂です。スズメバチです。私の人生初めての経験。
よく虫に刺される表現を「チクッ」とか言いますよね。あっ、注射打たれる時も「ちょっとチクッとしますよ〜」って優しく言ってもらえますが、あんなんじゃ無かったです。蜂怖い( ; ; )
少し前に、痛ましいニュースがありました。車椅子の方だったので自ら逃げる事も出来なかったのでしょう。約50分間、150カ所もスズメバチに刺され助からなかったと‥
猛暑だったからとか、雨が少なかったからとか、台風が多かったからとかで今年は蜂が多かったみたいです。
私が刺された時の話ですが、夏真っ盛りの猛暑日でした。にハイキングに出かけたんです。
ちょっと話題になったりもしたハイキングコースなんですが、同行の友人は以前にも何度か訪れていたので、私としては完全に任せっきりで何も考えずついて行ってたんです。
で、なーんか人が少ないなぁとか思いつつ、キープアウト的なとこ入って行ったあたりで内心「え、大丈夫?」と思いながらもどんどん進んで行ったら足場も悪くなってきて、手入れされていない草叢に突入。とにかく足場が悪いので転けないように足元ずっと見てたと思うんですが、その時に突然グサッ。
蜂って刺す前に威嚇(カチカチって音が聞こえるらしい)してくるって聞いた事があるけど、刺された後、初めて目の前に蜂が飛んでったのに気づいたのでした。
ちょっとここでスズメバチに刺されたときの対処法です
- スズメバチのいない場所に避難 → あくまでも慌てふためかず、そろりと。
- 毒針を抜き取る(直接は触れない)→ キャシュカードのような硬いもので擦りとる。
- 毒を出すために水で流す。もしくはリムーバーを使う(吸い出すもの) → スポーツ店のキャンプ用品売り場り売られている
- 水道がなければ携行している飲み水やポカリのような飲み物で流す。
- 刺された箇所を冷やす(保冷剤など利用)
逃げる→毒を取る→除患を冷す→病院へ行く
友人も「ちょっと痛いぐらいじゃ無いな」と心配になったみたいでもうハイキング中止で引き返したんですが、痛いしどんどん腫れてくる。
途中、医院があったけど診療時間外で、また最寄りの駅まで歩いて駅員さんに近くの病院を訪ねたら歩ける距離みたいなので歩いて(と言っても‥30分くらい歩きましたが)行ったら外来受付の病院じゃ無いらしく‥(ToT)
最初、受付の方達は「大した事ないでしょ」扱いだったのが腫れを見てか、色々電話かけたりして診てもらえる近くの病院を探してくれました。
その節はありがとうございました。
で、今度はタクシーを呼んでその病院に行ったのですが、前の病院から話は通ってたけれどかなり待たされて‥
もうこの時点で、1時間どころか2時間近くたっているので、大事に至る事(アナフィラキシーショック)も無いだろうと診察受けるのやめました。また保険証とか持って来るのも簡単な距離ではないしね。
結局、家の近くの内科で取り敢えず診てもらってステロイドの塗り薬だけいただいて終了。
ハイキング以上に疲れました。
その後、痛みは約一週間ほど続いて痛みが引いたと思ったら痒みがかなり長い間続きました。痒いのなんのって。
一ヶ月以上たったら、皮膚科で抗体の検査をした方が良いですよと言われました‥が、いまだに行ってません。
アナフィラキシーショック
私の場合、今回が初めてだったのですが、よく2回目からが怖いと言いますよね。
ですが、花粉症と同じで、スズメバチに2回刺されたからといって、必ずしもアナフィラキシーショックが起きるとは限らないそうです。
一度刺されると、ハチの毒に対して抗体ができるのですが、2回目に刺された時に、この抗体が過剰反応を起こし、アナフィラキシーショックに陥る人と、そうでもない人もいるそうです。
このアナフィラキシーショックは、症状が出るまでが、5分~15分と極端に早く、その症状も全身のじんましん、めまい、意識障害、呼吸困難、など命に関わるものばかり。30分位内が勝負と言われるほど、危険なショック症状です。
救急車 を呼んでくださいね。
大事なことなのでもう一度言います。
救急車 呼んで下さい。
あと・・
保険証というものは、常時携帯している方が良いですね。あっ、常識なのでしょうか?(^^;;
それとね、もひとつ気をつける事‥
あの日あの時、私、黒い服着てて、更に猛暑日なんで汗臭くなるの嫌だなぁと思いファブリーズをたっぷりと‥
絶対にやっちゃいけない事。逆に蜂に攻撃される条件、満たしてましたわー。
白っぽい服でお出かけして下さいね♪